お知らせ

  • HOME
  • お知らせ
  • 三重県伊賀市にある峰歯科・矯正歯科クリニックの峰先生に聞いた「今どきの子どもの歯」

2026/1/21

三重県伊賀市にある峰歯科・矯正歯科クリニックの峰先生に聞いた「今どきの子どもの歯」

子ども達の歯

本日は三重県伊賀の魅力を再発見する体験博覧会「いがぶら」にて、ファインのイベントを一緒に盛り上げてくださっている峰先生から、近年の子どもたちの口腔環境の変化をはじめ、定期健診の大切さや歯並びについてなど、さまざまなお話を伺いました。

峰歯科・矯正歯科クリニックの院長先生である峰啓介先生

峰啓介先生

三重県伊賀市にある地域密着の歯科医院、峰歯科・矯正歯科クリニックの院長先生である峰啓介先生。

大学院で矯正治療を深く学ぶ一方、三重大学の口腔外科にも所属し、一般歯科治療や抜歯、インプラントなど幅広い臨床に携わってこられました。矯正だけにとどまらず、口腔全体を見渡した治療を大切にされている先生です。

伊賀で地域の人々に寄り添う峰先生の歯科医院

三重県伊賀市にある地域密着の歯科医院、峰歯科・矯正歯科クリニック

佐藤(モデレーター):本日は「いがぶら」にて、ファインのイベントを一緒に盛り上げてくださっている峰先生から色々とお話しを伺いたいと思います!さっそくですが、峰先生の歯科医院について教えていただけますか?

峰先生:三重県伊賀市で、祖父の代から歯科医師をしておりまして、私で3代目になります。私の歯科医院の特徴は、一般歯科、矯正歯科の両方を治療できることです。

曲尾:確かに歯医者は、一般歯科と矯正歯科で分かれているところが多いですよね。歯科矯正は近年発達しているかと思うのですが、なぜ峰先生のように一緒にやっている歯科医院は少ないのでしょうか?

峰先生:歯科大学では基本的に一般歯科の分野しか教えてもらえず、矯正歯科についてはほとんど知らない状態で卒業になります。もし矯正について勉強したいのであれば、歯科大学を出た後に矯正科にも行かなくてはなりません。そして矯正科に行くと矯正についてはしっかり学べますが、一般歯科についての事に触れなくなってしまいます。

私は矯正科に行った後、たまたま口腔外科にも所属できる機会をいただいたきました。そのお陰で無事に矯正科で学びながら、口腔外科で一般歯科についても知識を増やしていけるような環境に身を置く事ができました。

私の行っていた口腔外科は、医学部病院の口腔外科だったので、歯科大学の口腔外科分野だけではなく歯科全般を担当することができました。その経験があり、親知らずの抜歯などを含め幅広い治療ができるようになりました。

曲尾:そういった経緯があって一般歯科範囲だけでなく、抜歯や矯正にも対応できる歯医者さんになられたのですね。

伊賀の子どもたちに伝えたい歯の大切さ

伊賀をぶらりと体験する小さな旅「いがぶら」

佐藤(モデレーター):「いがぶら」では峰先生のお力添えのお陰で、「見て」「聞いて」「作る」という楽しい工場体験ツアーが開催できていますよね。

曲尾:伊賀市に住んでいる方でもファインの歯ブラシ工場が伊賀市にあるという事を知らない方が多いです。たくさんの方に弊社の工場を知ってもらい見て頂きたいと思い、「いがぶら」への参加を決めました。

「いがぶら」での工場体験ツアーを実施することで、普段工場で働いてくれているスタッフさんも地域の方と交流を持つことができてとても良い機会になっています。

とはいえただの工場体験ツアーになってしまうのはもったいないので、「なぜ歯磨きが大切なのか」といった歯ブラシ製造工場ならではのお話しができたらと思い、峰先生にお願いをしています。

佐藤(モデレーター):峰先生がお話ししてくださるお陰でただの工場見学ではなく、知識も得られる体験になっているのですね。峰先生は、ファインと一緒にツアーを実施していかがでしたか?

峰先生:歯の予防の第一段階は歯ブラシを使った歯磨きですよね。歯科の根本であり、歯科業界で一番大事な歯ブラシを作っている工程を見られるのは、私にとってもとても良い経験になりました。

歯医者だからといって、歯ブラシがどう作られているかを知っている医者は少ないですよ。歯ブラシがどう作られているか、どんな思いで作られているものなのかを知れたのは歯科医師としての幅が広がる良いきっかけになりました。

曲尾:そう言っていただけると嬉しいです。

国民皆歯科検診が必要とされる理由

歯医者で歯を磨いている男の子

曲尾:先日弊社で国民皆歯科検診についてブログを書いたのですが、歯科医院でも国民皆歯科検診の話しは出ていますか?

峰先生:現状私の医院では新しい話しは届いてきていませんね。ただ学校を卒業して定期的な検診を受けなくなってしまった世代の人が、歯医者で定期的なメンテナンスを受けるという事自体はとても良いことだと思います。

やはり気にしていない方や忙しい方はなかなか歯科医院にはいきませんからね。早めに異常を発見できた方が、医療費も確実に抑えられますしそういった点でも定期的な歯科検診は大切です。

曲尾:健診が義務化されている子ども達の状況はどうなっていますか?

峰先生:私は幼稚園での歯科検診を担当しているので、そこでの話しになりますが近年虫歯の子は確実に減っていますよ。200~300人の子どもがいる中で、虫歯があった子は数人です。

園長先生ともなぜ虫歯の子が減ったのかを考えてみたのですが、定期健診に加えて食べ物の変化や親御さんの意識の変化があるのかと思っています。

昔の子はよくおじいちゃんおばあちゃんからお菓子をもらっていましたが、近年の核家族化でそういう機会が減ってきましたよね。お菓子の頻度や種類が変われば歯にも影響がでます。

曲尾:そういった生活習慣が深く関わるのですね。最近は親御さんのお子さんに対する歯の健康への意識も高いように感じます。歯磨き粉は甘い味がしたりするだけでなく、フッ素が入っていたりして虫歯予防に効果があるものが増えましたよね。

峰先生:親御さんの意識については私も同じように感じています。小さい頃から親御さんが歯磨きの習慣付けをしているご家庭が多いですよね。大きくなってから急にしっかり歯磨きしなさい、と言われてもなかなか難しいですから、小さいうちから歯磨きを習慣にしておくのはとても良いことです。

虫歯が減っても歯並びの悩みがなくならない理由

三重県伊賀市にある地域密着の歯科医院、峰歯科・矯正歯科クリニックの院長先生

曲尾:子ども達の口腔環境が良くなっている一方で何か感じている課題というのはありますか?

峰先生:歯磨きを一生懸命していてもどうしても変わらないのは歯並びです。歯並びについてはこれから先の世代も良くなる事はないと思います。生き物は死なないための進化はしていきますが、関係ない分野においては特に変化がないのが基本です。

歯並びが悪くても命に関わることではないので、その点は結局矯正で補っていかなくてはいけないでしょう。

曲尾:近頃の子は、硬い物を食べる機会が減ってきたせいか、あごが小さい子が多いように思います。私たちは歯ブラシを製造していますが、そもそも歯磨きの前には食べるという行為がありますよね。そういったところでも何かしら出来ることはないかと考えているところです。

峰先生:おっしゃる通り、あごの大きさと歯並びは密接に関係しています。頭の骨は、脳の部分と顎の部分に大きく分かれていますが、大抵の動物は食べないと死んでしまうので顎が大きくなります。しっかりとした大きな顎があるので、歯が入る隙間が十分にあって歯並びが乱れません。

一方で人間は考えないと生きていけないから顎よりも脳の方が大事ですよね。だから顎が小さい。その上、柔らかい食べ物が増えてきて文化的な生活になり、どんどん顎が小さくなっていく。それでも歯の大きさは変わらないからうまく収まらなくなっていくのです。

ちなみに徳川家康は、顎がしっかりしていると思いませんか?それに比べて13代徳川家定や14代徳川家茂は顎がほっそりしています。家康に比べて家定や家茂は柔らかくて小さく食べやすいものを食べていたのではないか、という説があります。

曲尾:確かに13代・14代将軍は顎が細いように思いますね。

伊賀に根づいた歯ブラシづくりを目指して

峰先生:歴史と関連してお話しすると、ファインさんの伊賀工場の奥には神社がありますよね。周りは竹が多いですし、大通りから見えないようになっています。こういった作りから考えると忍者が身を隠していた場所なのでは、なんて事が考えられますよ。

曲尾:確かに本当に見えにくい場所にありますよね。「伊賀忍者歯ブラシ」を峰先生と一緒に作れたら面白そうですね!

弊社の竹の歯ブラシは工場裏の竹から作っているのですが、他にもそういった地産地消を意識したその地域ならではの商品作りをしたいと思っているところです。

峰先生:いいですね、せっかく伊賀で一緒にお仕事をしているので、地域に関連するものが出来たら素敵ですよね。

曲尾:峰先生には、「いがぶら」で主に子ども向けにお話しをしていただいていますが、今後はシニア向けにも一緒に何かしていけたらと思っています。これからも啓蒙活動や商品開発など様々な面で一緒にコラボレーションしていただければ嬉しいです。

本日はありがとうございました!

峰先生:ぜひよろしくお願いいたします!ありがとうございました。